◎出版記念パーティーに出席
先日、知り合いの経営者さんが出版され、その記念の出版記念パーティーに出席しました。ボクは、あまりパーティーなるものには出席しませんが、今回は直接お電話で誘われてしまったからです。
さらに、本に掲載された企業の経営者も来られるので、その方々にインタビューしたいので、その司会役もお願いしたいということでした。そこまで、おっしゃっていただくなら、ちょっこらお手伝いさせてもらおうと出席してきました。
◎3S活動の本
本の題名は「人を育み、利益をもたらす会社を強くする習慣、枚岡流『徹底3S』9つのルール」という、ちょっと長めのタイトルです。ひらたく言うと、整理、整頓、清掃の3S活動の本です。
このコラムでも、再三、お話をしていますが、元気な会社の共通点の1つに、キレイな事務所、工場があります。取材にお邪魔して、事務所と工場の環境をちょっと見ただけで、「あ!この会社良いなあ」と思います。それは、キレイということです。
◎3S活動の苦労話を聞く
この本でも、徹底3S活動を始められて、会社の業績が見違えるように良くなった会社の取り組みが掲載されていました。地元の大阪だけでなく、四国や東京からも経営者が来られていました。
ボクは、その経営者さんに3S活動の苦労話や成果を、面白おかしく聞き出す役割です。ただ、みなさんは食事が進んでおり、アルコールも入っているなかでのお話ですので、なかなか聞いてもらえません。
◎3S活動の利点を理解
できるだけ、声を張り上げて質問しましたが、テーブルごとに個々に話されているので、舞台に目を向けてもらうのがなかなか大変でした。でも、それなりに拍手もいただき、3S活動のメリットを理解してもらえたのではないかと思います。
会社にとってはそれだけ効果のある3Sですから、みなさん3S活動に挑戦されます。でも、現実はなかなか続きません。ついつい途中で挫折してしまうケースが少なくありません。
◎情報の3Sにも
大事なのは続けることです。さらに、この経営者さんが3S活動を進化されたのです。目に見える3Sではない、目に見えない3S活動にも取り組まれました。
その1つが、情報の3Sでした。確かにボクのパソコンもそうですが、デスクトップにはいっぱいのフォルダーがあり、ぐちゃぐちゃです。机の上が資料でいっぱいの状態です。
◎さらに続く3S活動
情報の3Sとして文書管理システムを開発し、3S活動の一環として提供されています。たくさんの情報量のなかから必要の情報を探すのは大変。このシステムを使用すれば、簡単に探して取り出せます。
工場の3Sに続いて、情報の3Sを展開され、ヒットしたのです。さらに、「心の3S」を指摘されます。事務所、工場、パソコンが整理整頓されると、気持ちも良くなり、心の3Sにつながると指摘されます。
◎禅僧の作務
これだけ情報量が氾濫すると、机の上に資料が溢れるのと同じように、心も情報で溢れてしまいます。整理、整頓、清掃する必要があります。これが、心の3Sです。
ボクたちが始めたマイドフルネスの勉強会も、この心の3Sにちかいと思います。また、禅の修行の1つに、作務があります。掃除です。掃除をすることで、禅僧は心を落ち着かせているんです。
◎社会ととともに進展
3Sは、モノから情報、心へと進化しています。そういえば、社会学では工業化社会の後に情報化社会となり、さらに進化して心の社会と言われています。まさに、3S活動は社会ととともに進展していることが分かりました。
ボク自身も、情報の3Sに続いて“心の3S活動”を進めないといけないと思いました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞