灰一(TEL;077・568・5001)は、エクステリア資材などを販売する一方、スペイン製の洗面ボウルを輸入販売。カラフルなデザインで“魅せる水まわり”をアピールする。
1972年の創業。滋賀県草津市下笠町の本社のほか滋賀県内に4カ所、京都府に2カ所の営業所と東京事務所を持つ。主な事業内容は左官材料などの湿式建材やブロック・石材などのエクステリア資材などの販売。年商は14億円強。
そんな中で新規事業として期待するのが、スペインのBOING社から輸入販売する洗面ボウル。フレキシブルなポリウレタン樹脂製で、柔らかく当たってもケガしない。軽くて工事が簡単、陶器のように割れないのも特色。
原色10色のカラフルでシンプルなデザインだ。丸型、キューブ型など4アイテムがある。「汚れやすいなどの問題があり、国内で表面をコーティングするなど工夫しました。金具類も国内で改良しました」と。3年かけて納得する商品に改良し、昨年春から本格展開する。
丸型で12 万8000 円から。キューブ型は15 万5000 円。東京都渋谷区にショールーム(予約制)を開設するほか、国内の展示会に8回出品、建築設計事務所を回ってアピールする。
「デザイン性を重視した洗面ボウルです。水回りは隠しておく時代から魅せる時代になっています」と灰谷佳治社長。幼稚園や歯医者さんなど、全国から引き合いが寄せられており、日本の洗面ボウルに革命を起こそうとしている。
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