奈良県橿原市のケー・エスコンサルタント(TEL;0744・27・3097 )は 、ドローン、3Dレーザースキャナ、GPSなどの最先端技術を積極的に導入。高精度でスピーディー、コストダウンの測量を実現する。
「ハイテクプロジェクトが 昨秋から本格スタート。設計、地質調査と合わせて一気に進化しそうです」と期待するのは多根井則博社長。2年前に奈良県下では、初めて測量用にドローンを導入。測量部に3人のハイテクチームを結成操作の習熟など技術を磨いてきた。
民間工事向けにドローンを活用する一方、昨秋には奈良県下の国交省発注工事にも活用、ドローンの威力が注目を集める。4Kの高性能カメラで静止画の撮影を行い、点群データを3D解析して高精度の測量を行う。
また、崖崩れなどの災害時の初期調査の状況把握にも期待されている。さらに、橋梁などの保守点検にも、ドローンが人に代わって詳細に点検できるという。
もう1つの武器が3Dレーザースキャナだ。1秒間に12万レーザーを照射。5分間で500メートル範囲の詳細な地形を測量する。操作は実質1人で出来、まるで空中から写真で撮ったような鮮明なカラーデータが得られる。
ドローンと組み合わせることで、工事に役立つより精度の高い測量が出来る。コスト面では、作業者を減らし測量時間が従来の4分の1程度に短縮 、精度の高い測量を低コストで実 現 。IT活用を武器に差別化戦略を進めている。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞