◎観光客で賑わう京都
秋の週末、京都大原へ行って来ました。そろそろ紅葉のシーズンです。大阪から京都までの新快速、京都から国際会館駅までの地下鉄と、日本人の外国人の観光客でごった返していました。
ボクも紅葉狩りに…。とんでもありません。もちろん仕事、取材に行って来たのです。駅から車で15-20分。京都大原の里でした。
◎学ぼう!土井のしば漬け戦略
久しぶりの大原です。途中では、あの有名な土井のしば漬けがありました。ブランド力、どこでもたくさん大量に売らない限定販売、価格を下げないと、最強のビジネスを行っています。なんかまたお店が大きくなっていたように思えました。
中小企業の経営は、やっぱりこうでなければなりません。よそと同じようなものをいっぱいつくっていては、勝ち残れません。
◎ブルーベリーの取材
そんなことを思っていたら、「もうすぐ着きますよ」と、運転していただいていた共同経営者ががおっしゃいます。三千院をちょっと超えたところに、こちらの会社がありました。
さすがに、ここまでくると観光客の姿はあまり見えません。小さなお店と道路沿いに広がる農園がこちらの会社でした。取材の目的は農園、それも目が良くなると言われるブルーベリーでした。
◎来年には1000本に
京野菜ではなく京ブルーベリーです。すでに、300本を育てていますが、来年には1000本に増やして本格スタートされます。
大原の自然水と栄養素を定期的に供給する自動管理システムで育てておられます。農園を見せてもらいました。先日の台風で、少しダメージがあったそうですが、かなり復旧されていました。
◎ピザのお店も運営
ブルーベリーと言っても、いろんな種類があるそうで、こちらでは40品種以上育てておられます。甘い、酸っぱいものから、サイズも大小様々、ピンク色などいろんなブルーベリーが楽しめます。
農園の近くには、手づくりした石窯でピザなどを焼いてくれる飲食店も運営されていました。ピザは4種類、ドリンクやスイーツも提供されています。
◎異業種4人が取り組む
中でも、オリジナルのブルーベリーピザやブルーベリー100%ジュースが人気だそう。6月から自社工場で、ブルーベリージャムやお酒、スイーツなどの加工食品も生産、販売する計画です。
気になったのは、共同経営ということでした。お話を聞くと、京都で活動されている異業種4人が集まり、このブルーベリープロジェクトを進めているということでした。
◎5年前から計画
デザイン・企画会社、料理人、建築会社、税理士法人を運営する異業種4人です。5年前から計画、2年前から工事を開始。今後は地元の野菜販売も考えておられます。
夏場は川遊び、さらに1万本のひまわりを植えた「ひまわり山」も検討しておられます。若い4人が力を合わせて、大原ブルーベリープロジェクトを進めておられます。
◎京都の異業種メンバーが挑戦
大原と言えば、三千院、土井のしば漬けでした。SNSでの発信などにも取り組み、大原の新名所にしようとされています。神社仏閣だけでなく、京都の異業種メンバーは、京都の人が気軽に訪れるブルーベリーのテーマパークに挑戦しておられました。
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞