道頓堀麦酒醸造(TEL;06・6211・5828)は、大阪ミナミ・道頓堀のビール工場の操業20年を迎え、黒ビールも追加して4種類のラインナップ。大阪クラフトビールの老舗として、業務用の拡販にも力を入れている。
ビール醸造所は、大阪ミナミのど真ん中、大阪市中央区道頓堀1丁目の大阪松竹座地下2階に1997年3月にオープン。隣には昨秋リニューアルした系列の「和食たちばな道頓堀大阪松竹座」がある。
約30坪の醸造所には、大きなタンクが林立、本格的なビール工場だ。「まさかこんなミナミのど真ん中でクラフトビールがつくられているとは思われていません」と大垣有作専務。
女性工場長が先頭に立ってつくる大阪クラフトビールは4種類。「道頓堀ビール大阪ケルシュ」は、クリアな淡色でフルーティーな香り 。
「同大阪アルト」はモルトの甘味とホップのほのかな香りを持つ濃いルビー色。新発売の「同大阪ポーター」は、ほろ苦い黒ビール。季節限定小麦麦芽使用の「同大阪アンバーウィート」もある。いずれもスッキリで和食本来の旨味を引き立てる。グラスで490円。
隣接の店舗と醸造所は一部ガラス張りで、1000ℓの銅製タンク2基を眺めながら、和食料理も楽しめる。系列店内での消費のほか、40‒50店の飲食店にも出荷、今後も拡販を狙う。
道頓堀大阪クラフトビールが、“なにわのビール”として浸透しつつある。
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