竹原編集長の明るいコラム

『一寸先はビジネスだ!』 (Free)  

2018年4月28日

◎一寸先は闇か

一寸先は闇と、よく言われます。先行きどんな悪いことが起きるか、分からん。だから、しっかり足元を見ながら、着実にことを運ばないといけない、というような意味ではないでしょうか?
でも、一寸先は闇だけではありません。一寸先は明。明るいこともいっぱいあると思います。調子に乗り過ぎてもいけないし、マイナス思考になってしまうのも良くないですね。

◎木製子供用自転車発見

先日、取材しましたオートバイ部品の会社は、あることがきっかけで思わぬ方向へ進んでしました。本業はオートバイの好きな人向けに、バイクを自分用にカスタマイズするマフラーなどの部品をつくっておられます。
その社長さんが、中国へ出張された時に目にしたものでした。欧州向けの木製子供用自転車でた。日本では、最初は自転車に補助輪を付けて子供に自転車の乗り方を教えます。

◎子供用の木製家具に

でも、欧州にはそんな補助輪を付けるような発想は無いそうです。まずは、小さな木製自転車でバランスとり方などを練習し、少し走れるようになってから自転車を購入されるそうです。
その木製の自転車を見た社長は、日本でもこれから流行るのではないかと思われ、日本市場に子供用の木製自転車の輸入販売をされました。これが、きっかけで子供用の木製家具分野にも進出されました。

◎オンリーワンの家具

社長さんが凄いのは、そこから自社商品の開発に踏み込まれたことです。木製家具は自社ブランドで展開。木製自転車からイス・机、ハイチェア、身長計ハンガーとユニークな商品を次々開発されました。
「成長に合わせて使い方を変えることができ、ずっと使ってもらえるのが特色です」と。机やイスの概念をなくしたオンリーワンのキッズ家具もありました。

◎本業に迫る売り上げに

この家具は、ある時は学習机、テーブル、リビングボードにと、ひっくり返したり、組み合わせ次第で様々な用途に広がります。東京では、自社ショップで販売される一方、地元のふる里納税品としても販売、人気を集めています。
今では、オートバイ部品の年商匹敵するまでにキッズ家具の打ち上げを伸ばしておられます。さらに、7月には木製フレームと布がセットになったプレイハウスの販売を予定されています。

◎事業構造が大きく変化

中に入って遊んだり、木製家具を収納することも出来るものです。バイク部品の会社が、今ではキッズ家具の会社にもなっているのです。
木製自転車を見たのが、事業が大きく変わる瞬間でした。スルーしていたら、今の家具事業はありませんでした。それが、きっかけで会社の事業構造が大きく変わることになったのです。

◎欧米市場を開拓へ

「今後はアジアだけでなく欧米市場も開拓したい」と海外市場へ木製家具を売り込もうとされていました。一寸先は闇ではありません。明るく観察すれば、一寸先はビジネスチャンスだと思います。


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