『掘り起こそう！外国人市場』(Free)

2018年11月25日

◎元気な人も面白い

元気経営を推進されている会社だけでなく、元気な人もまた面白いです。経営者さんというより、個人的に面白い活動をされているような方です。とくに、関西には多くおられます。
会社の規模の問題ではなく、どれだけ面白いことをされている？そちらに取材のウエートを置いていますので、面白い方に出会えると本当に嬉しくなります。先日、お会いしたのは経営者ではなく、アーティスト。芸術家でした。

◎1番に名刺交換

ある異業種交流会に参加されていた女性でした。何人かのお仲間をお連れいただいていました。ボクのミニ講演が終わった直後に、私の前に駆けつけていただき、名刺交換させてもらいました。
こういう女性は、行動力があり前向きです。ついつい話し込んでしまい、取材にお邪魔することになりました。ご年配ですが、明るく元気な人です。

◎先生の作品も展示

そんなきっかけがあって、取材に行って来ました。七宝焼きの先生をされているという前知識だけ。天神橋筋商店街から少し入った教室兼ギャラリーを訪れました。
ちょうど展示会を開催中でした。生徒さんの作品もたくさん展示されています。お客様も見学に来ておられました。先生も作品を展示されていました。

◎コンテンポラリーな作品

ひときわ大きな作品です。ブローチに使われるような可愛い七宝焼きではなく、壁に飾るようなアートな作品でした。「私の作品は伝統的な七宝焼きではありません。近代的なコンテンポラリーな作品です」とおっしゃいます。
取材をして驚いたのは、先生は日本人だけでなく外国人にも人気があるということでした。七宝焼きの作風が、日本人だけでなく外国人にも喜ばれているのです。

◎英語が堪能

「実は年2回はハワイに七宝焼きの指導に行っています」と、おっしゃいます。ハワイで教えるとはスゴイ。もちろん七宝焼きの技術もありますが、もう一つの特技が英語が堪能ということでした。
というのも、この方は神戸・外国人クラブやハワイ大学、東京・アメリカンクラブで七宝焼き教えておられた経験がありました。七宝焼きの先生はたくさんおられますが、英語で教えられる人はほとんどいないそうです。

◎ツボを押さえた指導

「七宝焼きには、専門的な用語もたくさんあり、外国人に理解してもらうのは大変です」と。英語が堪能で、これまでからたくさんの外国人に教えて来られたので、ツボを押さえた指導をされます。
毎年2回はハワイへ出掛け、ホノルル美術館、日本文化センターなどで学生、一般人などに七宝焼きを指導されます。ハワイの地元では知られた存在で、最近ではワイキキのトランプホテルなど、宿泊客向けの情報誌に大きく紹介されるほどの有名人です。

◎ハワイとの交流深めたい

アクティブな人なので、七宝焼き以外でも役立ちたいと積極的です。「ハワイの人は日本人が大好きです。七宝焼き以外でも日本とハワイの交流を深めたい」と、ハワイのネットワークを活かして幅広い交流も検討されています。
大阪では、今外国人旅行者が多数訪れています。そこで、外国人向けの七宝焼きの教室や、新しい純銀粘土指導にも取り組もうとされていました。

◎２０２５年大阪万博決定

職人さん、芸術家で英語が話せるのは凄い武器です。市場はもはや日本人ではありません。２０２５年には大阪万博も決定しました。外国人にもっと目を向け、市場を掘り起こさないとあきまへん。