◎平成の時代が終わった
平成の時代が終わり、令和の時代が幕を開けました。昭和、平成に続く令和の時代がどんな時代になるのか?令和の時代を迎え、昨日と今日はほとんど何も変わっていないのですが、空気感が変わったような気がします。
お正月の雰囲気と似ているとは言えますが、またちょっと違います。企業経営で言うと、短期経営計画ではなく長期経営計画を立てた気持ちに近いかも知れません。
◎令和で心機一転
企業経営者さんも、この元号が変わったことで、心機一転されて新しい戦略を打ち出されるところもあります。先日取材した運送会社さんも、令和に時代が移ったことで、会社のイメージを大きく変えようとされていました。
会社を訪問すると、大きなカンバンの社名ロゴが目につきました。カタカナの社名でした。早速社長さんへのインタビュー開始です。
◎運送の文字を削除
かっこ良いカタカナ社名ですねとお話すると、「もともとは運送会社でしたが、今は製造の仕事もしており、売り上げ的には6割以上がモノづくりです」と。そこで、社名に入っていた「運送」という文字を削除されました。
日本語から英文字の言葉に、かっこ良く社名変更されたのです。「令和の時代を迎えて事業内容が変わって来ましたので、思い切って社名変更しました。最初は簡単な気持ちで社名変更を考えていました」と、社長さんは打ち明けられます。
◎社内改革に取り組む
幹部社員を中心に社内会議を通じて、会社のイメージなどを話し合われたそうです。迅速、信頼、柔軟、地域などのキーワードが出てきました。単に社名変更するだけではなく、社内のイメージ、社内改革にも取り組もうという流れになったのです。
創業100年が近づいていることもあり、100年企業へ挑戦する企業イメージを打ち出されました。挑戦し続ける会社を目指す方向にされたのです。
◎会社を見つめ直す
平成から令和へ。時代の流れが後押しとなり、社名変更がきっかけで会社の改革が進むことになったのです。中小企業さんは日々の仕事に追われています。なかなかきっかけがないと、会社のことをじっくりと考えられません。
令和が会社を見直す大きなきっかけになったのです。中小企業にとっては、日々の仕事に流されないで時々会社を見つめ直す、事業を再構築する必要があります。
◎中小企業に令和効果
令和時代の幕開けで、経営の中長期展望をしっかり考えることになったのです。 こちらの社長さんも「失敗を恐れずに新しいことに挑戦することが大事」とおっしゃっていました。
中小企業にとっては、こうした隠れた“令和効果”もたくさんあるのではないでしょうか。令和の時代に期待したいと思います、
中小企業を明るくする!ビジネスサクセスジャーナル 日本一明るい経済新聞