2019年
12月19日午前7時50分放送
「大阪発!こだわりの“綿実油”」
今回は料理に使われる珍しい油をご紹介しました。綿の実を搾って浮くった「綿実油」です。戦前、綿の栽培が盛んだったころは、日本全国で綿実油がつくられていました。
しかし、今では大阪にある一つの会社だけが、綿実油を搾り続けています。こだわりの油を取材して来ました。
訪ねたのは、120年以上の歴史を持つ大阪・柏原市の製油会社です。綿実油は、黄金色のすごくきれいな油でした。この油は食べても胸焼けしにくいことです。油特有の臭いもとになるリノレン酸が大豆や菜種に比べて大幅に少ないのです。
今でも一部の高級料亭やてんぷら店で使われています。綿実油の生産は手間ひまがかかり、価格は大豆の倍近い値段がしますが、根強ファンがあるそうです。
こだわってつくった油を多くの人に知ってもらいたいと、4年前に工場の横に直営店をオープンされました。ロケの最中でも、フランスに天ぷら店を計画している若者が来店、綿実油に注目していました。
テレビでは揚げたトンカツを使ったカツサンドをいただきました。しつこくなく、本当に美味しいカツサンドでした。将来はフランス料理に使って欲しいと、海外にも目を向けたおられました。
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