『リバイバルでビジネス』(Free)

2020年3月 7日

◎電子ゲーム華やか

テレビゲーム、パソコンゲーム、スマホゲームと時代の流れとともに、ゲームも大きく変わって来ました。USJには任天堂のゲームエンタメも盛り込まれるそうで、動きのある電子ゲームが華やかです。
カルタ、トランプ、囲碁や将棋もゲームですが、若い人には圧倒的に電子ゲームが人気と思っていました。でも、実際はそうでもない事を知らされました。先日、取材でお邪魔したのはボードゲームのプレイルームでした。

◎ボードゲームで遊ぶ

ビジネス街のど真ん中、大阪市内にあるオフィスビルの空中店舗でした。中に入ると、図書館の雰囲気でした。パッケージに入った各種のゲームが、本棚のような感じで収納されていました。
お客様は来店されると、好きなゲームを取り出し、テーブルに持ち出してゲームが出来る仕組みです。碁会所のゲーム版という感じです。こういうビジネスが本当に成り立つのか？ビックリです。

◎1000種類弱を保有

「最近、メディアでもボードゲームが取り上げられるケースが増えています。大阪市内でも同じようなお店が増えて来ました」と店長さんはおっしゃいます。スマホゲームばかりになってくると、人はまた別のものを求めるのです。ビジネス全てに言えることです。
こちらの店舗には、約20人の個室含め、合計約60人収容できる規模を誇っておられます。ドイツ、フランス、イタリア、米国、日本製のボードゲーム1000種類弱を保有されています。

◎小・中学生から60歳代

1人で来られて1人遊びも出来ます。また、グループが集まって1つのゲームでワイワイ楽しく遊ぶ人も多いそうです。小・中学生から60歳代まで幅広い年代層が来られるということでした。
中には、小さな子供を連れて来店する子育てママも見られるそうです。テレビゲームと違って、ボードゲームは考え、工夫する力が求められる遊びも多い。子どもの知育にもつながるとして、来られるそうです。

◎人材育成にも活用

「私も父からゲームの楽しさを教えてもらいました。スマホゲームなどでは深い味わい面白さがあります」と店主さんは話されます。そして、ビジネスでの人材育成にも活用出来ると。
実際、ボードゲームを企業の新入社員研修や採用試験に導入するところも多いようです。「ゲームの内容にもよりますが、ゲームを通じて隠れた性格や人柄が見えてきます」と強調されます。

◎協力ゲームで社員一丸

例えば、協力ゲームと呼ばれる種類のゲームでは、「社員一丸となる姿勢づくりにも役立ちそうです」と。時間つぶしの遊びのゲームだけでなく、企業の人材研修に使えるのです。
利用料金は30分250円。フリータイムは平日午後3時から11時まで1500円とリーズナブルな料金です。毎週月曜日はレディースDayで1000円でフリーに利用出来るそうです。

◎古いものを探そう

あまりにも電子ゲームが浸透すると、リアルな紙のゲームが流行るものです。今はちょうどその波が来ているのです。
昔はどこにでもあったもので、今はちょっと忘れてしまっている古いものを探しましょう。それを見つけて復興、リバイバルすると良いビジネスになると思いますよ。