お菓子、珍味のニューエスト(電話 06・6568・2073)は、オモシロ個包装で勝負する。パッケージに1万円札、お寿司、ネコちゃんなどのデザインを3Dで表現、笑えるコミュニケーションツールとして世界から注目を集めている。
今年5月に発行したニューエスト知的資産経営報告書では、「魂を震わせる環境で知的に暴れまわる そんな私たちをご紹介します」と書かれている。大阪市浪速区に本社を置く菓子・食品製造販売会社だが、その差別化が際立つ。
「皆さんご存知の頭部が豆、胴体がおかきのオリジナル商品“わらべ”を発売した会社。立体感のある商品づくりのパイオニアです」と、新西貴代美社長。美味しさだけでなく楽しさにもこだわり、個包装のクスッと笑えるパッケージが魅力で、隠れファンが少なくない。
わさび枝豆、1万円札デザイン包装の大金持ちあられやチョコ、パッケージで特許を取得する寿司あられ、招き猫、舞妓姿チョコボールなど自社商品で約50アイテム。お客様の要望でつくるPB商品も数多い。中東カタールのミュージアム向けに、お土産チョコボールも輸出するなど世界からも人気を集める。
スタッフはパート社員含めて約30人。包装のプロ集団が企画、デザイン、写真撮影、製造まで一貫して自社で行う。
「パッケージの表だけでなく裏側もしっかりつくっています。通常、企画から商品化まで早くても半年かかりますが、印刷会社の協力で最短1カ月で商品にします」と。
コンビニやスーパーなどにはほとんど出荷されず、全国のお土産店などで売られている。もらった人がどこで手に入るのか?問い合わせが寄せられる人気ぶり。
「今はコロナ禍で厳しいですが、時間があるので新商品開発に力を入れています。来年は3種類の新商品を出します」と、コロナ収束後の反転攻勢を目指している。
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