2020年
11月13日午前7時50分放送
「“始末の心”で業績アップ」
今回は大阪らしい事業の話題です。大阪市内で、木材を取り扱う会社では材料を余すことなく使い切る“始末の心”で売り上げを伸ばしておられました。
全国のハウスメーカーや建材メーカー向けに木材を販売されています、年商は47億円。この10年で売り上げを倍に伸ばしました。その秘密は、大阪らしい新事業でした。
従来、捨てられていた建材に適さないヒノキの枝や根本を、これまで培ってきた加工の技術を活かして、子どもむけの家具に仕上げます。さらに、家具づくりで出た端材はおもちゃに変身します。
30種類以上の開発商品の中でも、最大のヒットはミニキッチンです。コンロや調理器具、調味料容器など本格的なおままごとセットになっています。子どもだけでなく、大人にも人気です。
さらに、この秋、おもちゃづくりから出た小さな端材を利用し、新たな製品の販売も始めました。それはチップ状にした端材と精油を混ぜた“におい袋”。1カ月足らずで4万個を売り上げました。
また、無駄にせずに活用することで、山がきれいになり、“始末の心”が環境を良くしていました。
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