一般社団法人関西ニュービジネス協議会(関西NBC、電話06・6947・2851)は、高校生を対象にした「16歳からの起業塾」を展開、令和2年度で受講生は延べ8000人を突破した。近畿以外からの問い合わせも多く、今後はリモート授業なども検討している。
活動の1つとして、高校生から注目されているのが、7年前に発足した「16歳からの起業塾」。会員企業の中から選ばれた谷岡樹・八戸ノ里ドライビングスクール社長、増尾朗・マ
スオグループ社長、池端美和・発光土地建物社長、角濱功治・角濱総本舗専務ら約10人の経営者が講師となって、各学校に出向き授業を行う。
経営者がつくった共有の教材をベースに、エピソードなどを入れて話す。その内容は、起業家マインドだけでなく、将来何をやりたいかなど高校生と直接向き合い、生き方、何をしたいか?など気づきを与える。
各学校で人気を呼び、2018年には中小企業庁「創業機運醸成賞」を受賞。昨年から近畿経済産業局の紹介で自治体経由での学校からの依頼も増え、コロナ禍にもかかわらず14校1400人が受講。延べ55校、8000人を超えた。
北海道や鹿児島の高校から問い合わせもあり、「遠方については今後リモート授業も検討したい」(大賀潤子事務局長)と。また、高校生の課題研究のアドバイザー、企業経営の講演なども引き受ける。ニュービジネスアワード「U-19」賞も創設、イノベーションの担い手となる若者を育成。「将来、日本や世界で活躍する企業家に育って欲しい」と話している。
※関西NBCとは=1987年に通商産業省、大阪府、大阪市、大阪商工会議所の支援とニュービジネス関連企業の賛同のもと、任意団体として発足。その後、1990年には通商産業大臣の許可を受けて発展、多彩な活動を続ける歴史ある経済団体。
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