◎コロナ禍モノが売れない
コロナ禍でモノが売れません。皆さんいろいろ努力され、なんとか落ち込みをカバーしようと必死です。ある焼き肉店では、非常事態宣言で営業を時短され、アルコールの提供もやめられました。
もちろん、売り上げは大幅に落ち込んでしまいました。なんとかしなければと、始められたのが精肉の販売です。原料素材をそのまま販売する。単純な発想でもあります。
◎精肉販売が大人気
ところが、この精肉の販売が大人気となったのです。もともと生産農家さんのブランドで展開さている焼肉店です。お肉にはこだわっておられました。
焼肉店ですからもちろんタレなどにもこだわっています。精肉だけの販売にはあまり力が入りません。でも、コロナ禍でお客様も蜜を避けようとされます。
◎焼肉の落ち込みカバー
「感染リスクのあるお店での飲食より、お肉を買って帰って自宅でリラックスして焼肉にしよう」という消費者も少なくありません。焼肉店が始めた精肉販売に大勢のお客様が押し寄せました。
「今では焼肉店の落ち込みを精肉販売でほぼカバー出来るようになりました」とオーナーさんは喜んでおられました。難しく考えないで、ちょっとした工夫で乗り越えておられるところ少なくありません。
◎砂糖の小袋販売
先日、取材しました砂糖のパック会社さんもちょっとした工夫で売り上げアップを期待されていました。こちらの会社は、カフェなどに置いてある小包装の砂糖を作っておられます。
スティックなどの小袋に砂糖を封入するお仕事です。単純な仕事ではありますが、多彩な砂糖を扱い他社との差別化を図っておられます。
◎あるようで無かった砂糖
今はカフェなどもコロナ禍の影響でお客様が減っており、砂糖需要も減っているようです。そこで、この夏から新商品の砂糖を発売されました。
今まであるようで無かった砂糖です。どんな砂糖?アイスドリンク用の砂糖でした。アイスドリンクは基本シロップです。あの小さなプラスチック容器に入った甘い液体です。
◎顆粒状の砂糖を活用
なぜなら、普通の砂糖は冷たいドリンクにはなかなか溶けないからです。だから、アイスコーヒー、アイスティーはシロップで対応していました。
冷たい水に溶けにくいその常識を破る砂糖を商品化されました。種明かしをすると、顆粒状の砂糖を活用されたのです。
◎スッキリした甘さ
あのヨーグルトなどについていた顆粒状の砂糖です。洋菓子などにも時々使われています。確かに溶けやすい砂糖です。この顆粒状の砂糖を紙の小袋に詰めて、アイスドリンク砂糖として売り出されたのです。
値段は少し高いですが、アイスコーヒーで実験しました。確かにすぐに溶けます。スッキリした甘さでした。コーヒー関連商社などを通じて販売され、早くも好評です。
◎
プラスチック容器が不要になり、廃プラ問題にも貢献します。紙の印刷には、植物由来のボタニカルインキを使用したエコ商品にされました。
砂糖は賞味期限がありません。味の劣化もなく、食品ロス削減につながと言われます。SDGsシュガーとして、この夏、ヒットを期待されていました。
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