メルボメンズウェアー(TEL 06・6263・5410) は、オーダースーツで100年の歴史を誇るノウハウを活かし、新戦略を進める。ジャージースーツ、デニムスーツを開発するほか、カスタマイズをキーワードにネット販売にも挑戦、コロナ禍からの復活を図る。
大阪市中央区本町1 丁目に本社を置き、オーダースーツのショップ「azabu tailor」を大阪の4 店舗を含め、全国26 店舗で運営する。コロナ禍の影響を受けて、年商約40 億円にとどまっているのが現状。
「コロナでお客様の価値観も変わってきました。商品やサービスなどで店舗運営を改革しています」と、グループ事業本部店舗運営部担当部長の中山繁さん。スーツは自己表現するもので、品格をあげるビジネスの武器となることを強調。
ニット生地を活用したジャージースーツのオーダーにも挑戦。「100 年の歴史がある当社だから縫えました。軽くてリラックスできる極上のスーツです」と。
デニム生地を活用したデニムスーツも商品化、マクアケのクラウドファンディングで先行販売し、今後本格展開する。また、オーダーT シャツも販売する。
一方、カスタマイズでWEB 販売にも力を入れる。裏地にイニシャルを入れたネクタイ、刻印ネクタイピン。スーツを収納するガーメントバッグでは、持ち手のカラーバリエーションをそろえる。
新戦略で、まず年商50 億円を目指し、さらに70 億円まで復活させる計画だ。
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