OTENTO OTENTO(090・5883・2705)は、お客様のスマートフォンから仮想チップやメッセージを受け取り、仕事ぶりを判定するDX時代の人事評価システムを開発、6月から飲食店などのサービス業で本格スタートする。年内5000店舗、5年以内に10万店舗、IPOも視野に入れている。
2021年9月設立のスタートアップ企業。大阪市中央区備後町3丁目に本社を置く。「アルバイトや非正規社員とっては、そ の仕事に対する適正な人事評価制度がありません。その結果、辞めてしまうケースも多い。第三者の評価システムで、人が人を支える明るい社会を実現したい」と、鳥居本敦士社長。
高卒出身の35歳。アルバイト時代の仕事を正しく評価されたい思いをバネにスマホやAIを活用して開発した。同システムは社名と同じ「OTENTO」。第三者評価型HRテックで、お天道様が見ているような公平な人事評価を目指す。
具体的にはお客様が店舗内のQRコードを読み取り、接客スタッフの一覧表を確認。担当スタッフに対して「チップル」と呼ばれるチップ(ポイント)の提供や、感謝メッセージを送ることができる。
スタッフは、お客様から多くのチップルや感謝のメッセージを受け取ることで、店長から高い人事評価を得られる。チェーン店ならチップルの数でスタッフのランキング付けも簡単にできる。
また、お客様はスマホで300円、500円とチップルを支払うが、次回来店時には同等以上の割引メニューが受けられ、リピーターになるという。
店舗側には初期費用、月額費用はなく、チップル金額の3割をOTENTOに支払うだけ。残りの7割がお店とスタッフに入る仕組み。 6月から飲食店を主として本格スタートするが、タクシー業界や医療・介護などの業界でも引き合いがある。
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