おせちでトップシェアのティーケーシン(0798・41・2010)は、4月に女子サッカークラブを発足、好調なスタートダッシュで活躍。メンバーは仕事とサッカーを両立、社内の雰囲気を明るくし、「なでしこリーグ」入りを目指す。
積極的な事業展開に加え、この4月に社内に女性サッカークラブ「beillevaire西宮」を発足した。メンバーは18歳から31歳まで14人。なでしこ1・2部に在籍経験者5人、プロのWEリーグ1人と有力選手をそろえている。
「選手は午前11時から午後8時まで仕事に従事。仕事もサッカーもしっかりできる人材を育て、セカンドキャリアにつなげたい」と小澤讓社長。関西2部(B)リーグに所属するが、早くもトップを走っており、来年は1部入りが期待されている。
西宮浜多目的人工芝グラウンドで雨天問わず早朝から熱血漢の村上信二朗監督のもとで練習に励む。ボール、ウエア、シューズ、遠征費など会社から厚いサポートを受ける。
「仲間と一緒に楽しくサッカーができ会社に感謝しています。2-3年後には、なでしこ入りを実現したい」と、キャプテンの藤根有彩さん。サッカーでの一丸となった前向きな姿勢が、仕事にも反映。製造現場、品質管理など各部署で活躍。
「選手のおかげで職場は明るくなっています。サッカーが強くなると会社のブランディング、売り上げアップの相乗効果につながります」と。女子サッカークラブの活躍で会社の元気アップを期待している。
会社プロフィール=1905年の創業、食品問屋からスタート。現在は兵庫県鳴尾浜に本社・西宮工場、静岡県函南町に静岡工場を置き、おせちをメインに洋菓子、料亭向け珍味を製造し年商は40億円強。おせちは年間125万段の製造実績を誇り、国内15%のシェアを占めるトップメーカー。最近では、SDGs対応の弁当200種類を開発、「わたしゴハン。あなたゴハン。」のブランドで一般消費者向けに発売した。
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