デジタルみらい(TEL06・6228・5598)は、演芸場呼び込みロボット、商業施設 内ロボットの実証実験を実施。コロナ禍、AI を活用した人に代わるコミュニケーションロボットが話題を集める。
大阪市北区に本社を置く。沖上俊昭社長が創業したIT 企業「関西デジタルソフト」から令和4年3月にAI部門を分離独立した会社だ。
今年2月には、沖上社長がAI の講義をする阪南大学の学生たちと一緒に大型商業施設向けのコミュニケーションロボット「Sota」を開発。施設の案内役として5月下旬まで施設案内で活躍した。
4月末から東京・浅草演芸ホールで呼び込み役としての実証実験をスタート。ハッピ姿で「いらっしゃいませ」と呼び込むほか、身振り手振り豊かに落語やなぞかけも行い人気を集めている。
沖上さんは、大学時代は落研に所属、3回生の時には学生落語コンテストで関西2位、人気テレビ番組素人名人会にも出演した実力者。今も落語家さんとの付き合いがあり実現した。日本語、英語、中国語、韓国語の4カ国語が話せるため、京都お土産店に導入する計画も進む。
また、街中のマスク着用率をAI で計算するシステムも開発。日本経済新聞社とコラボし、マスク着用率のデータ収集と解析にも取り組む。「AI を活用した人に代わる仕事は増えそう」と、LINE ボットやロボット、ドローンなどを活用したAIビジネスに期待する。
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