アパレル会社のDORACO(TEL 06・4950・6758)は、親に代わって学校指定の通学バッグなどを手づくりするサービスを展開。1-3月を中心に全国から年間1800件以上を受注し、裁縫が苦手なお母さんの救世主となっている。
兵庫県尼崎市武庫元町に本社、縫製工場、本店を持つ。親の声を取り入れた育児ブランド「DORACOFIRST」と軽さ、使い勝手にこだわるバッグと革小物の神戸ブランド「DORACOLUV」を展開。神戸市にドラコラブ神戸店を設けている。
「品質を重視し、お客様の要望に合わせてカスタマイズすることもあります」と、取締役で商品開発責任者、助産師でもある枡富史子さん。3年前お母さんの「困った!」から、新入学生の通学カバンカスタムオーダーサービスを始めた。
各小学校によってトートバッグ、巾着袋などサイズや形などに規定がある。縫製の苦手なお母さんに代わりフックを付けたり、20種類以上の生地やパーツを組み合わせて、カスタムオーダーする。トートバッグで3190円。
多彩なバッグをピークの1-3月は縫製職人5人が専属で対応、注文を受けて約2週間で届ける。「裏地をつけ、名入れもします。6年間使える高品質なバッグを提供します」と自信を持つ。
地元の本店で始めたが、その後ネットにも広げたことで北海道から沖縄まで注文が入るという。現在は、手づくり通学バッグの代行サービスが全売り上げの2割を占めるまでに成長。隠れたサービスが口コミで子育てママに広がっている。
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