【NHKおはよう関西】元気な中小企業~一度は廃れた紙で世界に勝負!~

2024年10月11日午前7時50分放送

「元気な中小企業~一度は廃れた紙で世界に勝負!~」をテーマに、大阪市内で60年以上にわたって食品の包装紙を手掛ける会社を紹介しました。

多彩な食品包装紙を手掛けておられますが、その1つに普通の紙にロウを染み込ませたワックスペーパーがありました。昭和の時代には、パンやうどんなどを包む包装紙として活躍。懐かしく思われるシニア層も多いと思います。

しかし、その後、プラスチックフィルムの紙が主流となり、ワックスペーパーの需要は大きく落ちてしまいました。社長は何とかワックスペーパーを活用できないか?と考えました。

その魅力である滑らかな風合いを活かして、改めて自社ブランドの文具や雑貨を開発されました。淡い色合いのブックカバー、ノート、レターセットなどを商品化、販売しました。

商品開発だけでなく、思い切った販売戦略も立てました。「日本市場ではあまり売れていませんが、実はアメリカで売っています」と社長さんは明かされます。

水や油などをはじく特色を活かして、ドーナツやお菓子の容器袋にも使われます。廃プラ問題から環境にやさしい包装紙として人だそうです。

今後も東南アジアなどでも販売、ワックスペーパーだけで1000万円の売り上げを目指しておられました。

定期購読のお申し込み