光(☎ 06・6764・1531) は、ホームセンターなどに表示板、文具、建材などを供給、その数は2万点に及ぶ。時代のニーズを先取りした新商品を年間約100アイテム開発し、元気な経営を支えている。
大阪市中央区上町1丁目に本社を置く。創業は1964年で、国内外に約100社の協力工場を持ち、DIY関連商品などを企画して販売するファブレス企業。従業員は約60人で年商は22億円。リーマンショック含めて長く黒字経営を続ける。
「先人が『TOILET』や『社長室』などが書かれたアクリル板のサインプレートを開発、両面テープで貼り付けることを考え市場を伸ばしてきました」と、4代目の木村伊治郎社長。
今ではサインプレートは1割程度で、金属板などの建材、金物、ドアストッパー、フックなど多彩な商品を提供。営業、製造部門が一体となって社会の変化に対応した新商品が目白押しだ。
飲食店向けには、消火器設置が義務付けられると、いち早く消火器カバー、自転車の飲酒運転禁止では、「自転車運転されるお客様への酒類提供をお断り」の表示ボードを即販売する。猛暑で冷房効率を高める内張窓、自然災害発生で防災用品、闇バイト強盗の多発で防犯フィルムと、社会のニーズに応える。
分厚いカタログには約2万点の商品が並ぶ。「問屋販売ルートを大切にし、今売れそうな商品を企画、売れる値段で挑戦しています。年商30億円が当面の目標です」と意気軒高に話している。