
大阪府松原市の幸南食糧(☎ 0723・32・2041)は、2025年大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオン内「ミライの食と文化ゾーン」で、地域の伝統食材を活かした食育イベントを開催。“難波葱おむすび”などを試食提供、大盛況となった。
4月20日から23日までの期間、1日1回のステージを実施。24日から26日の3日間は1日11ステージへと拡大し、各回30人限定で、松原市産のなにわ伝統野菜「難波葱(なんばねぎ)」を使用したおむすびと、手軽に作れる進化系味噌汁「みそまる」の試食を提供した。
ステージでは、「おむすび兄さん」こと橋本太郎常務取締役(幸南食糧グループ・米匠庵)と、「こむすびちゃん」こと広報担当の井上捺貴さんが登場、松原市の魅力をPR。日本の米文化、食の歴史を解説するミニプレゼンも行った。
その後、隠し味は「愛」と語る橋本さんがおむすびの握り方を実演、会場は笑いが絶えず大いに盛り上がった。続いて“味噌伝道師”こと藤本智子・ミソド代表がオープンキッチンで「みそまる」の実演を行い、家庭の冷蔵庫で1ヶ月保存可能な簡便味噌汁の作り方を紹介した。
開催中は連日定員を超える来場者で賑わった。海外からの参加者も通訳アプリを活用しながら熱心に耳を傾けるなど、食を通じた国際交流の場となった。
幸南食糧は、地域の特産品と伝統食材を活用した今回の取り組みを通じて「食による文化交流」と「大阪の魅力発信」に寄与したいとしている。