
すてきなじかん(☎0725・54・3001)は、2台目のドリップバッグの充填機を来年6月にも導入する。また、コーヒーの多様な飲み方に対応し、“あん”や“パン”にあうドリップバッグを商品化、コーヒーの飲み方に革命を起こそうとしている。
創業22年。大阪府和泉市春木町に本社工場とコーヒー豆のショップを持つ。多様な消費者のニーズに合った豆の店頭・WEB販売、ドリップバッグなどを製造する。年商は4億円弱で、7割がネット通販で占める。
コーヒーへの多様なこだわり、企業向けのノベルティ需要もあり現在、月間50万個~60万個のドリップバッグを生産する。「ドリップバッグの需要は好調で、スタッフの働く環境を考えて充填機をもう一台導入することにしました」と、辻本智久社長。
計画では、現在の1・2倍の能力を持つ新充填機を来年6月にも導入。来夏には水にコーヒー豆をつけおきしてまろやかな水出しコーヒーがつくれるドリップバッグの販売も予定している。
一方、コーヒーの飲み方が多様化しており、和菓子のあん、パンに合うドリップバッグを商品化。和菓子では、どら焼きをイメージしたつぶあん、だんごをイメージしたこしあんに合うコーヒー「あんじかん」2種類。パンではバケット、クロワッサンなど「ぱんじかん」6種類を発売した。
「すでに和菓子店、パン屋さんで販売してもらっています。消費者が気づいていないニーズを拾ったドリップバッグを広めたい」と、新コーヒーに挑戦している。