
――受賞おめでとうございます。
『ありがとうございます。今回は日本塑性加工学会の推薦をいただき、会社として私を含め5人が『チタン粉末の成形技術と生体活性処理による新医療機器の開発』で受賞。脊椎治療では、患者さんの骨をスポンジ状の金属に代替、また高精度の下顎骨固定プレートは3Dプリンターでつくりました』
――社会実装は?
『脊椎は2018年から実用化され、現在では年間約2000症例の実績があります。下顎骨固定プレートは2021年からの販売で400症例に上ります。モノづくりの技と金属チタンにいち早く着目し加工ノウハウを高めました』
――中小企業で良くここまで…。
『人間の寿命がどんどん伸びると、身体の部品が傷んできます。人工骨市場はまだまだ入り口。モノづくりの技をもっと活かさないと。今回の受賞はもっと頑張れ!とムチを打ってもらった気持ちです(笑)』
――人工骨は万博にも出展。
『万博は社会環境の変化を発信する舞台です。昨年匠の技を持った中小企業がいっぱい出展、未来のモノづくりを提案しました。当社を含め万博のモノづくりレガシーを活かしたい』
――今後の計画は。
『次はエネルギーです。核融合などが注目され、当社は一部関連部品を提供しています。その次は食料ですね。人造肉にも興味があります。実はチタンも関係あるんですね。夢は大きくですよ(笑)』」
- 大阪冶金興業受賞メンバー=寺内社長と北垣壽取締役、土井研児取締役技術部長、角谷達也粉末加工部造形メディカル部門課長、北山青空同係長心得
- 住所=大阪市東淀川区瑞光4丁目4-28
- 電話=06-6328-1345