◎盲ろう者向けのパソコンソフト開発
NPO法人ヘレンケラー自立支援センターすまいるは、視覚と聴覚に障がいのある盲ろう者を対象に、就労継続支援などの福祉サービスを提供されています。このほど盲ろう者向けのパソコンソフトを自社開発し運用を開始、今後全国への普及を目指しています。
同センターは1999年に前身となる「盲ろう者の人権を守る会すまいる」を設立し、2001年にはNPO法人化。2018年から現在の名称となっています。大阪市天王寺区小橋町に事務所と施設を構え、同行援護や居宅介護のほか、全国初となるグループホーム「ミッキーHOUSE」も運営されています。
◎運送会社のDX進める
Univearth(ユニバース)は、荷主、運送会社向けのDXプラットフォーム「LIFTI(リフティ)」を展開、物流業界のデジタル革命に挑戦されます。運送会社に無料提供し、業務のIT化を進める一方、4月には運送会社を自ら買収、IPOを目指しておられます。
大阪市北区梅田に本社を置く。「友人の紹介で長距離ドライバーの仕事をしたことで、業界の厳しさを実体験しました」と、CEO。
デザイン会社から物流DXへ事業転換したスタートアップです。運送会社と荷主向けのDXプラットフォーム「LIFTI」を約2年前に開発。近代化の遅れた物流業界にデジタル化を進めておられます。
◎ドア開閉で発電システム
ユニオンドアテック(www.yuniondoortech.com)は、ドア開閉のエネルギーで発電する生活発電システムを大阪•関西万博で8月12日から18日まで展示されます。特殊な倍速ギアなどの特許技術により実現、万博で世界初公開し3年以内にも社会実装を目指されます。
マイクロ発電の一種で、ドア開閉のわずかエネルギーを活用、倍速ギア発電システムで発電と蓄電。その電力で扉が開く最初の30㎝程をアシストする特殊な機構を導入されました。「日常の生活の中の微量なエネルギーを電気にして活用します」と意気込んでおられます。
◎昭和のおもちゃが変身
甲山屋は、昭和のおもちゃにAR(拡張現実)技術を組み合わせ、仮想世界でも楽しめる最先端の“ARゲームおもちゃ”に変身する手法を開発されました。6月の大阪•関西万博では来場者が レトロなアイスパンチ、ハンマーのおもちゃで仮想ゲームを体験、注目を集めました。
創業1949年。大阪市中央区森ノ宮中央2丁目に6階建ての自社本社ビルをお持ちです。駄菓子屋さんなどで売られる安価なプラスチック系のおもちゃを主力にされています。
自社商品約300種類、仕入れで2000種類近いおもちゃを販売。年間100種類の新商品を企画、全国のおもちゃ問屋を回って販売されています。
◎日本一明るい経済新聞の購読について
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