『8月号にはこんなおもしろい会社が掲載!④』

◎地域貢献活動に力

佃煮を製造販売する廣川は、小学生の社会見学、障がい者施設への仕事発注、ふるさと納税など地域に根付いた社会貢献活動を展開されています。地元の好感度、認知度のアップで本店での売り上げが倍増する人気です。

 明治35年の創業。現在は大阪府松原市天美西に本社工場を置いています。昆布佃煮をメインにワカメ、あさり、ちりめん山椒などを製造販売されています。

 佃煮の製造販売に加え、地域貢献活動にも力を入れておられます。「私の代ではなく、先々代のころからずっと地元を大切にしています」と、4代目の社長さん。

◎「KOHNAN COLLEGE」の第一期生卒業

幸南食糧は、農家の若手後継者を対象にした「KOHNAN COLLEGE」の第一期生の佐渡吏佑士さんが2年間の学びを終え、6月29日に卒業式が盛大に行われました。佐渡さんは実家の北海道に戻り「この経験を活かし農業経営を拡大したい」と抱負を語りました。

 「食の変化に対応し、日本の農業を儲かる農業にしないといけない。それには次世代リーダーの教育が必要」と、川西修会長(学長)により2年前に開校されました。その一期生が北海道で農業を営む農家の息子佐渡さんでした。

 2年間では、食品開発センターでの加工食品の開発、製造、営業活動をはじめ、精米現場の体験、仕入れ、出荷など。その後、農産物の6次産業化などにも取り組み、幅広く学ばれました。

この2年間で学んだお米生産以外の経験や知識を活かし、「販路拡大、稲作以外の作物の栽培、従業員の多様化にも取り組みたい」と、将来の夢を語っていました。

◎ワックスペーパーを商品化

 三和化工紙は、食品包装用のラミネート加工紙を生産される一方、自社ブランドの文具用ワックスペーパーを商品化、国内外から人気を集めておられます。今後、欧州市場にも進出し海外で「Jolie poche」のブランドを高めたい計画です。

 大阪府柏原市円明町に本社工場があります。昭和32年の設立でチョコレートの包み紙、アイスクリームやヨーグルト容器などに使われるラミネート加工紙を生産。まな板シートなどにも使われている。

 OEM供給が中心ですが、2011年ごろから紙加工技術を活かして自社オリジナル商品を企画、販売されます。

 

◎長く続くサステナブルな会社

ガス器具など住設機器を総合的に扱う正英商会は、本業を通じた社会課題の解決に力を入れておられます。多彩な機器を提供することで人や環境にやさしい社会づくりに貢献、長く続くサステナブルな会社を目指そうとされています。

 大阪市平野区加美正覚寺1丁目に本社があります。1956年の創業。ガス器具全般、キッチン、トイレ、風呂など住宅設備機器全般へと事業を拡大、工務店、設備業者向けのBtoB販売をメインにされます。年商は約16億円です。

 創業以来一貫した『GIVE &TAKE』の精神を基本理念に社員や取引先など会社に関わる全ての人が幸せになるウエルビーング経営を推進されていました。

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