◎老舗企業が医療、介護へ
兵庫県•稲美町の老舗調味料会社が、地域への恩返しで介護•医療を手がけ、ひと味違う地域貢献活動を進めています。食に加え、社会福祉連携推進法人「日の出医療福祉グループ」は、ワンストップで保育から医療、介護をつなぎ、元気な街づくりを応援されます。
グループの中核にあるのが明治33年創業で124年の歴史を誇るキング醸造です。加古郡稲美町という小さな町にあり、「日の出みりん」などの各種の調味料は全国で親しまれています。地元に愛されてこそ存続できると、節目には図書館への蔵書寄贈など地域貢献にも力を入ています。
◎勉強と食事の2本柱で支援
クマの学食は、兵庫県宝塚市で小中高校生を対象に、大学生と一緒に学んで、食べられるボランテイア活動を展開しています。地元の海山コンクリート、宝塚料理店が協力し、勉強と食事の2本柱で子どもを支援されています。
スタートは令和5年9月。「コロナ禍で大学にも行けず、何か社会に役立つことができないかと。大学生がお兄ちゃん、お姉ちゃんになり勉強と食事の面倒を見てあげたいと思いました」と、プロジェクトの発案者でリーダーの藤沢陽さん。
現在、関西学院大学法学部4回生。仲間6人で、「子ども食堂」とは一線を画した大学生による勉強と食事を無料でされます。毎週水曜日の午後4時から8時まで。今では毎回20-30数人の子どもが集まる人気ぶりです。
◎柔道衣の製造ノウハウを活かす
九櫻は、これまで培った柔道衣の製造ノウハウを活かし、新商品開発に挑戦しています。バッグやTシャツなど繊維事業に続き、今後柔術衣やコンプレッションウエアなどを商品化されます。
大阪府柏原市上市に本社があります。柔道衣メーカーとして世界のトップ3の一角を占めています。中でも、生地から一貫して製造する体制を確立するのは同社だけです。
とくに警察向けの柔道衣では75%のトップシェアを誇ります。全日本柔道連盟、国際柔道連盟のオフィシャルサプライヤーで、五輪でも多くの実績をお持ちです。
◎この夏快適な空間を実現
EXPO観覧車は、猛暑の中で吹田市千里万博公園内にある観覧車の窓に省電力、環境負荷を軽減する遮熱塗装を施工されました。観覧車窓の遮熱塗装は日本初で、平均温度差でマイナス3・4°Cを記録、この夏快適な空間を実現されています。
観覧車オオサカホイールは、日本一高い全高123m、ゴンドラ台数72基で、今年7月で開業8周年を迎えられました。キャビン内は透明アクリル製の窓で、全面シースルーが特色です。
エアコンも完備していますが、外光の影響を受けて夏場はキャビン内が暑くなるのが課題になっていました。省電力で環境負荷を減らそうと窓に遮熱塗装を検討、大阪のチルコート製「HSG無色高透明無機遮熱塗料」を採用されました。
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