『9月号にはこんなおもしろい会社が掲載!③』

◎生しらすのくぎ煮を発売

 兵庫津樽屋五兵衛は、郷土料理「いかなごのくぎ煮」のいかなご不漁に対応し、新商品「生しらすのくぎ煮」を発売、味そっくりで柔らかいと人気を呼んでいます。YouTubeで地元をアピール社会貢献活動にも力をいれておられます。

 現在の社名は「協和商事㈱」。江戸時代は、兵庫津で樽づくりの樽屋五兵衛として活躍、多彩な事業を行い、地元の発展に尽力されてきました。昭和初期の大恐慌や第二次世界大戦、阪神淡路大震災などを経験しながら兵庫の地元を盛り上げています。

 50年前ごろから、神戸の新名物としていかなごのくぎ煮の販売を開始されました。今では神戸の“お母さんの味”になるまで広がっています。

◎内部固めに力

京阪久宝HDは、運送業と倉庫業を運営し、大手農機メーカーの仕事をメインに堅実な経営を推進されます。今年4月に椿山光治氏が4代目社長に就任、来年の創業70周年に向けて、全社一丸で内部固めに力を入れています。

 大阪府堺市美原区小寺に本社を置いています。1955年の創業。中小型、2tから大型まで88台のトラックを保有されます。2013年にはホールディングス(HD)にし、運送、倉庫業を一体運営されました。

 大阪に4カ所、関東に2カ所の営業拠点をお持ちです。「大手農機メーカー様の仕事が7割を占め、安定した堅実経営を進めています」と社長さんは話されます。

 

◎ワイヤレス電力伝送技術を出展

Space Power Technologies(略称SPT)は、2025年大阪•関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで空間伝送型ワイヤレス電力伝送技術を出展されます。どこでもエネルギーが使えるコンセントのいらない未来社会を提案されます。

 2019年の設立。京都市西京区の京大桂ベンチャープラザ北館に本社とラボを置く京大発のスタートアップ企業。マイクロ波を利用し、空間を介して送電できるワイヤレス給電の研究開発を進めています。

 「天井の送電器から電気を飛ばし、いろんな場所でエネルギーが使えるワイヤレス給電を目指しています」と社長さんは話されます。

◎カメラの自動車安全装置を提供

サブロクは、カメラを活用しミラーに代わる映像による自動車安全装置を提供されます。後付けできるアラウンドビユーシステム、デジタルインナーミラー、死角検知装置などを揃え、映像と音、光で安全運転を実現されます。

 兵庫県姫路市花田町一本松に本社を置いています。創業は2007年。「自動車のエアコン、カーナビなどの電装品の取り付け仕事をしていました。カーセキュリティの問題からカメラ装着の要望が増え、さらにミラーに代わる映像システムのニーズが高まって来ました」と社長さん。

 その第一弾として2017年に開発、販売したのが車両周囲360度死角なしの「アラウンドビューシステム」です。フロントカメラ、リアカメラ、両サイドカメラの4つのカメラ映像を瞬時に合成して映像化。前方の確認、左右折時の巻き込み確認がスムーズにできるということです。

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